LED照明メーカーのシーシーエスは、紫外線硬化樹脂を利用した接着に使用する紫外(UV)LED照射器「HLUVシリーズ」を開発し発売を開始した。
同シリーズは、同社オリジナルLEDを採用、独自の構造により発光効率を最大限に引き出すことで、業界最高水準の放射照度となる3W/平方cm(385nmタイプ)を実現。これにより、今までLEDでは難しかったシール・ラベル印刷のインク硬化やパネル・フィルムの接着用途など幅広いアプリケーションに対応可能となった。
同社は、同シリーズを標準品第一弾として市場に投入し、紫外硬化用照射器市場に本格参入する。なお、同シリーズは、2月1日まで東京ビックサイトで行われている機能性材料・フィルム、加工技術の総合展示会「Convertech JAPAN 2013」に出展される。
近年、紫外線硬化樹脂を利用した接着プロセスにおいて、省エネ効果や使いやすさからLEDへのニーズは高まっている。しかし、その一方で、LEDの放射照度が不足していたためにキセノンランプやメタルハライドランプなどのUVランプが多く使われてきた。
同社は、画像処理用LED照明で培った技術・ノウハウを応用し、検査用途のみならず製造工程で使用される紫外硬化用照射器市場においても製品を開発、今後、順次投入を予定している。