大和ハウス工業は、次世代の環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY(ディーズ スマート ファクトリー)」を12月20日より発売する。
同工場は、自然の力を活かす「パッシブコントロール」や創エネ・省エネ・蓄エネを行う「アクティブコントロール」、建築設備や生産設備のエネルギーを総合的に管理するFEMS(Factory Energy Management System)、「スマートマネジメント」を採用し、CO2排出量を最大約50%以上削減可能。
パッシブコントロール
工場の屋根や窓に、日射遮蔽や高断熱などの環境配慮技術を導入し、立地条件に応じた通風・換気計画など、自然エネルギーの利用と快適性の向上を図っている。
(例:トップライト(天窓)、高断熱複層ガラス、屋上緑化・壁面緑化など)
アクティブコントロール
太陽光発電システムやリチウムイオン蓄電池など、先進のシステムで環境負荷を低減する。
(例:太陽光発電システム、リチウムイオン蓄電池、LEDなどの高効率照明器具など)
同社は、法人顧客向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量をゼロ)を目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートさせ、2011年7月に環境配慮型オフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を発売。
今年5月からは次世代環境配慮型店舗「D’s SMART STORE(ディーズ スマート ストア)」の実証実験を行っている。今回のD’s SMART FACTORYは、プロジェクトの第5弾。同社のモデル工場(九州工場)での実証実験をへて発売に至った。