昭和電工など 世界初、稲作や果菜類が栽培可能なLED照明ユニットを開発

ウシオライティングと昭和電工は、千葉大学と共同で、世界で初めて稲作などに適した多光量型LED照明ユニットを開発した。千葉大学は、多光量を必要とする、トマトなどの果菜類や稲などの穀類を人工光で栽培する実験に着手している。今後は、葉物野菜だけでなく、人工光による栽培が技術的に困難とされてきた果菜類・マメ類・穀類・イモ類などが栽培できる可能性もあるという。

同照明ユニットは、LED素子の高電流化・少量化を実現したうえ、世界で初めて大面積での高い光量子束密度を達成、さらに、独自のLED実装・放熱技術、光学設計技術を有している点などが特長。ウシオライティングは、植物育成用に限らず、様々な分野に展開・発展させていくことで、関連分野の売上も含め、2011年度で3億円規模の事業に成長させたい考えだ。

同照明ユニットは、昭和電工の独自技術による、植物の光合成に適した660nmの波長の光を高出力で発する赤色LED素子、および、植物の生長に効果のある青色LED素子に、ウシオライティングがLED照明の開発・製品化プロセスで培ってきた、独自のLED放熱技術、LED素子の実装技術、光学設計技術を組み合わせたもの。

今回、熱伝導性の高い特殊基板を採用し、超高輝度LED素子を直接取り付けることで放熱性能を高めた。構造が簡単な空冷方式(空気との熱交換による放熱方式)でありながら、素子の温度上昇を大幅に抑制できるという。放熱対策をとらない場合、電流値100mAで発光させると、LED素子は通常200℃近くまで発熱するが、同照明ユニットは温度上昇を50℃以下に抑えられる。これにより、今まで不可能だったLED素子の高電流化と少量化を実現。約1m2の照明ユニットに対して約2500個という少量のLED素子でも、20cmの照射距離で約1000μmol/m2・sという高い光量子束密度を世界で初めて達成している。


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