ローム 人感センサ式など、省エネの「直管形LEDランプ」を開発

ロームは、高効率の直管形LEDランプ「R-FAC」シリーズ10機種を開発した。

同製品は、従来型の蛍光灯に比べて消費電力1/3以下を実現した点、人感センサ内蔵タイプの投入により省エネ化を図った点などが特長。今年5月からサンプル出荷を開始し、6月から当面月産10万個の体制で量産を開始する予定だ。生産拠点は中国・大連の同社工場。

ロームは、2008年から直管形LED市場に参入し、次世代照明システムの提案を行ってきた。今回は、より低消費電力のLED照明のニーズに対応し、超省エネ型LED照明として「R-FAC」シリーズの開発に至った。

同製品は、消費電力を従来型のラピッド蛍光灯に比べて70%減、また従来の直管形LEDランプに比較しても40%減と大幅な低消費電力を実現した。また、LEDのパッケージング技術を全面的に見直し、これまで一般的に使われていたエポキシ樹脂基板をセラミック基板に変更。そのセラミック基板に特殊な加工を施すことにより、放熱性とLED光の取り出し効率の改善に成功した。

さらに、人感センサを内蔵したタイプの投入により大幅な省エネ化を実現している。例えば、エレベータホールなどで常時点灯をしていた直管形蛍光灯を取り替えると、点灯時間の割合を50%と仮定した場合、合計消費電力を85%削減できる。設置の際は、システムの変更や大がかりな工事なしにセンサ付照明を構築できるようにし、省コスト化を図った。寿命についても、蛍光灯と比較して3倍以上の設計寿命40000時間を確保している。


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パナ電工 消費電力を大幅減、独自技術の「LED防犯灯」を発売

パナソニック電工プルキンエ現象を取り入れた「LED防犯灯」パナソニック電工は、夜間の人間の目の感度特性に着目し、照度以上に明るく見える技術を採用したEVERLEDS(エバーレッズ)「LED防犯灯 アカルミナ」を6月1日より順次発売する。

同製品は、光に短波長成分を多く含むことに加え、消費電力を従来品より4~8割削減したのが特長。価格は、「蛍光灯FL20形相当」で18900円(自動点滅器なしタイプ、税込)など。2012年度の販売目標は年間10万台を掲げている。

防犯灯が設置されるような暗い環境下では、プルキンエ現象という視覚心理効果によって、人間は短波長成分の光を明るく感じる。この効果を用いて、同製品ではLEDを採用し、夜間の生活道路における歩行者の視環境を改善した。具体的には、空間が明るく見えたり、路面端の白線など周辺が見やすくなったり、照度の低い部分が明るく均一に見えるようになるという。

また、節電ニーズに対応し、明るさの違う3タイプ6品番をラインナップ。「蛍光灯FL20形相当」は消費電力8.4Wで従来蛍光灯の4割以下。光源も60000時間と長寿命だ。「蛍光灯FHP32形相当」の消費電力は16.5Wで、従来蛍光灯の1/2以下。「水銀灯100形相当」は消費電力24.9Wで、従来と比較して8割弱の大幅な消費電力削減を実現した。


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大塚商会 直管形LED照明と取り付け作業をセットにした限定商品を発売

大塚商会は、節電効果の高い直管形LED照明を「節電対策支援のLED期間限定パック」として5月17日~6月30日まで特別料金で提供する。

同パックは、LED照明の販売だけでなく、取り付け作業と不要となる蛍光灯の廃棄までをセットにしているのが特長。直管形LED照明本体が1本あたり8000円、取り外した蛍光灯の廃棄料を含めた取り付け作業料金が1本あたり2000円で、1セット10000円(税別)で提供する。夏場の電力需要のピーク時を前に、節電対策を検討している企業を支援したい考えだ。

政府による夏期の電力需給対策により、企業に15%の節電が求められるなか、高い節電効果が期待できるLED照明が注目されている。しかし、蛍光灯の代わりとなる直管形LED照明は、LED電球と比べてコストがかかることが課題となっていた。そこで同パックは、これまで個別に手配・見積りを取ることが多かった取り付け作業や蛍光灯の廃棄までをセットにすることによって、コストの明確化、費用の抑制、短期間での導入を可能にした。

今回提供される直管形LED照明は22Wで、従来の40W蛍光灯を使用した場合と比較して、消費電力を45%削減できるという。


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岩崎電気 街路灯「LED太陽灯」を発売、従来の1/2の価格を実現

岩崎電気は、自然エネルギーを利用した街路灯の新製品「LED太陽灯」3タイプを5月16日より発売する。

同製品は、同社従来型LED太陽灯の約1/2の低価格を実現したうえ、長寿命で優れた耐候性を持つことなどが特長。自然エネルギー利用の街路灯をより多くの場面で利用できるよう、優れた機能での低価格化を実現した。目標販売台数は年間500台。

LED太陽灯は、昼間の太陽光を利用して発電した電力をバッテリーに蓄え、夜間照明に利用するシステムで、商用電源が不要。設置時の電源線引き込み工事や地中埋設工事も要らず、施工が簡単なのが特長だ。CO2排出もなく、自然エネルギー利用の街路灯として、公園・街路だけでなく、災害時や停電時の安全・安心を担う照明として、広域避難所などにも採用されている。

今回発売される「LED太陽灯」は、高効率な単結晶シリコンモジュール太陽電池、設計寿命60000時間の白色LED、期待寿命7~10年の蓄電池などを採用している。また、照明器具の点灯・消灯を自動制御でき、効率的に利用することができる。価格は666000円(税別)~。


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東大・大塚商会 LED照明導入で62%の消費電力削減を実証

東京大学の東大グリーンICTプロジェクト(GUTP)は、東京大学構内の照明蛍光灯をLED照明に置き換え、消費電力を約62%削減したと発表した。

今回の取り組みでは、大塚商会が4月1日よりGUTPに参画し、LED照明を提供した。具体的には、東京大学工学部2号館で使用中の省エネタイプの照明1046個をLED照明に置き換え、消費電力を計測した。その結果、消費電力は、省エネタイプ照明の11700Wに対してLED照明では4400Wとなり、62%の削減となった。明るさや空間の雰囲気に違和感はなかったという。

GUTPは、消費電力削減による地球環境保全と活動環境の改善を目的としたプロジェクト。産官学の協力のもと、東京大学構内に、施設に関する様々な機器・機器管理システムを導入し、実証実験を行っている。

LED照明については、消費電力の低い機器として実証の検討を進め、機器の選定や設置を含めて協力企業を模索していた。大塚商会は、自社のほか、様々な企業・団体にLED照明の導入実績があり、環境分野におけるICT機器やシステムの導入など総合的なソリューションの提供実績やノウハウが評価されて、今回、GUTPへの参画に至った。

GUTPは、今夏の節電対策にも積極的に取り組んでおり、省エネツールの1つとして同学他施設へLED照明の設置を展開していく方針だ。また、大塚商会は、同大学の節電への対応の発表を受け、本部棟にLED照明を寄贈した。


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