三菱電機 LED事業を強化、2015年度に500億円規模へ

三菱電機は、LED新商品開発の促進、LED営業推進センターの新設などLED照明事業を強化し、2015年度に、09年度の約10倍となる事業規模500億円を目指す。

新商品開発については、同社研究所の基礎技術開発・応用技術開発部隊を投入し、オフィス、店舗・商業施設、工場・倉庫など施設向けLED照明器具を中心に行う。2012年までに施設用主力機種で120lm/Wの器具総合効率を達成するとともに、800機種のLED照明器具とLED電球・ランプをそろえる。2015年には誘導灯なども含め1500機種に拡大する。

また、同社は、世界トップクラスのドイツのランプ・LEDメーカーOSRAM社と20年以上提携している。今後は、OSRAM社のLED電球の国内導入を加速させるなど、連携を一層強化する。更に、7月1日付で、LED照明の提案など総合的な対応を行う「LED営業推進センター」を新設し、営業体制も強化する。特にLED化による環境貢献が期待できる施設用LED事業を拡大したい考えだ。


詳細

三菱電機 明るさや光色を変更できる店舗・オフィス用LED照明器具を発売

三菱電機は、6月21日、照明器具単体で明るさと光色を任意に変えられる色温度可変タイプのLED照明器具「erise(イライズ)」を発売する。時間や季節にあわせて最適な空間を実現できるのに加えて、蛍光灯の4倍以上の光源寿命を実現し、省メンテナンス化を図った。希望小売価格は110000円(税別)。

「erise」は、環境負荷の軽減、安全設計、省エネルギーなどを考慮して作られた同社のLED照明器具。今回は、同シリーズの店舗・オフィス用新製品として発売された。

同製品の特徴は、以下の3点。
①光色(色温度)は昼白色から電球色まで、明るさは100~5%の間で調光できる
②天井面にも光を照射する構造にすることで、空間全体の明るさ感を向上
③光源寿命は、蛍光灯の4倍以上となる50000時間


詳細

旭硝子 台湾に工場を建設し、高出力LED照明用基板事業に参入

旭硝子は、7月にLED照明用の新しいガラスセラミックス基板の販売を開始すると発表した。同社のガラス技術とセラミック技術を融合して開発された本製品は、高出力LEDの高輝度化、高耐久性を実現するもので、3-Dテレビや車載用照明など、今後さらに高出力化が求められるLED照明分野における用途拡大に対応する。高出力LED照明用基板市場は、2020年には1000億円規模へ拡大すると見込まれており、同社は、台湾に新設した工場で量産を開始し、同市場において20%以上のシェア獲得を目標として掲げる。

これまでLEDの用途は、液晶テレビや室内照明などの出力の小さい製品向けが主流だった。今後需要が期待される3-Dテレビやヘッドライトなどの車載用照明、屋外用照明などの高出力LEDでは、高輝度化とともに高出力化に伴い強く発熱するLEDの高耐久性が必要とされている。しかし、既存の樹脂基板は高温下での耐熱性に問題があり、高出力LEDには不向きといわれている。また、アルミナ基板は耐熱性があるものの、長期間の使用により、高輝度化の要素である銀の反射膜の反射率が低下するという課題があり、成型の難しさから用途も限られている。

今回発売するガラスセラミックス基板は、高反射率によりアルミナ基板と比べて、輝度を20~30%向上させた。また、放熱設計構造により、アルミナ基板を上回る基板自体の放熱性を達成し、長期間の使用下においても反射率の低下が起こらない。さらに、優れた成型性を備え、複雑なキャビティー構造(凹形状の金型)にも対応できるという。


詳細

GfK LED電球市場は引き続き好調、10ヵ月で販売数量は55倍に

ジーエフケーマーケティングサービスジャパン(GfK)は、LED電球の家電量販店店頭における販売動向を発表した。その概要によると、LED電球市場は2009年に引き続き2010年も拡大し、2009年7月と2010年5月とを比較すると、販売数量では55倍、金額では48倍に伸長した。電球全体におけるLED電球の数量構成比は18.4%、金額構成比は62.1%となった。2010年2月以降、小型電球向けのE17口金製品の増加により、製品選択の幅が広がったことも市場拡大の追い風となり、E17口金製品の5月の数量構成比は31.9%に達した。モデル別ランキングでは、上位10モデルに、シャープと東芝の各々4モデル、パナソニックの2モデルが入り、3社が上位を占めた。

販売が好調な理由として、メーカー各社をはじめ、家電量販電店やホームセンターなどの販促活動による認知度の向上と、低価格モデルの投入とエコポイント制度の影響があげられている。低価格モデルの投入により、平均価格は年初の約3700円から5月には約2950円へ20%下落し、エコポイント制度の変更により、4月以降はLED電球との交換に必要なポイント数が半分となり、消費者にとって購入しやすい身近な製品となった。


詳細