東芝ライテック 一般白熱電球の製造を中止し、LED照明事業を強化

東芝ライテックは、一般白熱電球の製造を3月17日で中止したと発表した。CO2排出量の削減に貢献するために、東芝発祥事業の一つとして120年間にわたり継続してきた一般白熱電球の製造に幕を下ろした。なお、スポット光源や反射形など代替製品のない特殊電球については、当面製造を継続する。同社は、急速に拡大しているLED電球市場でのシェア獲得に向け、新照明システム事業を東芝グループの新たな注力事業のひとつに位置付け、ライナップの拡充、グローバル事業展開の推進、経営資源の投入による事業拡大を加速させていく方針だ。


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NEDO 消費電力1/2の次世代LED・有機EL照明プロジェクトを始動

NEDOは、蛍光灯と比べて半分の消費電力で発光する次世代LED・有機EL照明の開発について、大阪大学、三菱化学、パナソニック電工などに委託し、次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発プロジェクトをスタートすると発表した。事業期間は5年間。2014年の実用化に向けて基盤技術の確立を目指す。研究開発は、ステージゲート方式を採用し、ステージⅠとして2年間(2009~2010年度)、ステージⅡとして3年間(2011~2013年度)実施する。ステージⅠの事業費は約54.7億円。

国内の家庭で消費する電力の用途別割合は、エアコン、冷蔵庫に次いで多いのが照明で、十数%を占める。家庭の省エネ対策として、一般的な照明である白熱電球や蛍光灯を、高効率なLEDや有機ELを用いた次世代照明に置き換えることが有効な手段であるが、そのためには製品の高品質化や低価格化が求められている。本プロジェクトでは、蛍光灯に比べて消費電力を半減させた発光効率(130lm/W以上)と自然光に近い演色性(平均演色評価数80以上)を両立させるとともに、蛍光灯並みのコスト(寿命年数及び光束当たりのコスト0.3円/lm・年以下)で量産可能な次世代LEDや有機ELの実現が期待されている。

LED照明に係る基盤技術開発の委託先は、大阪大学、名城大学、エルシード、イノベーション・センター、三菱化学株、シチズン電子、NECライティング。有機EL照明に係る基盤技術開発の委託先は、青山学院大学、山形大学、パナソニック電工、出光興産、タツモ、長州産業、コニカミノルタテクノロジーセンター。


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日本コカ・コーラ ソーラーパネル付き省エネ型自動販売機を1,500台設置へ

日本コカ・コーラは、地球環境に配慮した新型自動販売機「ecoる/ソーラー」を、3月より本格導入する。新型自動販売機は、本体上部にソーラーパネルを設置。発電した電力を蓄電池に蓄えて利用することで、夜間照明の消費電力量ゼロを実現した。また、製品ディスプレイ部分にはLED照明を採用し、販売時のみ全点灯する人感センサーとの組み合わせで、省エネ性能を向上させた。さらに、既存の環境配慮型自動販売機と同様に、ノンフロン冷媒やヒートポンプ機能、最新の真空断熱材を使用している。同社の同機種の従来機と比べると、約40%の省エネになるという。順次設置を進め、2010年には全国で約1500台を設置する予定だ。


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三菱地所 丸の内再開発ビルで、賃貸オフィスゾーンにLED照明を採用

三菱地所は、千代田区丸の内1丁目で進行中のビルの建替再開発事業「(仮称)丸の内1-4計画」において、大型ビルの建設を進めており、賃貸オフィスゾーン(11階~26階)の基準照明として、最新型のグリッド式LEDを全面に導入すると発表した。省電力・省CO2効果の高いLED照明を採用することで、標準的なオフィスビルで蛍光灯を採用した場合と比べて、約38%の消費電力が削減できるという。

同計画は、住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行とともに進めている再開発事業で、三菱地所が、丸の内再構築「第2ステージ」と位置づけている取り組みの第2弾プロジェクトだ。東銀ビルヂング、住友信託銀行東京ビル、三菱東京UFJ銀行東京ビルの敷地に、昨年9月から2012年1月までの工期で、地上27階、地下4階の大型ビルの建設を進めている。同ビルは、屋上への大規模太陽光パネルの設置、緑化や地域冷暖房(DHC)の採用、オフィスゾーンへのエアフローウインドシステムの導入等の環境対策を行う計画だ。国の「省CO2推進モデル事業」に認定されており、環境性能評価であるCASBEE-Sクラスの取得も予定している。


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富士経済 2015年国内LED電球市場は09年比5.7倍の200億円

富士経済は、省エネが進む光源・照明市場について調査した。その報告書によると、2015年は、世界光源市場は5兆5232億円(09年比140.7%)、国内照明市場は7076億円(09年比110.6%)、国内LED電球市場は、本数ベースで2000万本(09年比10倍)、金額ベースで200億円(09年比5.7倍)となる見通し。

2009年の国内照明市場は、LED照明が高成長を見せた。LED照明メーカーの増加により種類が拡充され、住宅市場向け低価格のLED電球が登場したことで、低価格化が進んだことが追い風となった。今後は、LED照明や有機EL照明器具のような次世代照明市場が、単価が高いことから金額ベースでの成長を牽引するとみている。省エネ対策の推進により、次世代照明市場は、従来の照明器具(電熱/放電照明)の照明技術及び価格レベルに近づくとともに普及が進み、次世代照明比率は2009年の5%から2015年には23%へ上昇する見通し。

注目照明市場である国内LED管球ランプ市場は、2015年には、2009年比約4倍の335億円に達するとみている。LED管球ランプのうち、LED電球(白熱ランプ代替形)は、2009年6月にシャープが4000円を下回る製品を発表したことを契機に市場が活性化。今後、製造・販売中止の対象となっている白熱ランプからの代替需要を取り込んでいくことが予測される。


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パナソニック電工 東京スカイツリーの専用LED照明器具を受注

パナソニック電工は、東京都墨田区で建設が進められている、東京スカイツリーのライティング機器のパートナーに決定したと発表した。東京スカイツリーでは、ライティングデザインのオールLED化を目指している。同社は、光の色を再現する「高精度色再現技術」、TV局のスタジオやビルなどに用いてきた「調光技術」などを応用し、江戸で育まれてきた心意気の「粋(水色)」と美意識の「雅(江戸紫)」を演出するタワー専用のLED照明器具の開発を行う。ライティングデザインでは、約2000台の照明器具を調光制御する予定で、蛍光灯ランプに比べて約50%の消費電力で長寿命のLED照明の採用により省エネ化を図る。東京スカイツリーは、新電波塔として2012年春の開業を予定している。


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